開業の方法>大手も採用！底値競争から発展的販売方法を！（後編）

たとえばパソコンなどは
量販店でも殆ど利益がないそうです。
利益がないものを底値まで下げて
価格競争しても殆ど不毛の戦い！
になってしまうでしょう。
大量仕入れにしても利幅をとるのは
非常に難しいのです。
そういう事情は業界では皆同じだから、
結局、価格競争を脱してゆこうとすれば、
製品の延長保障や、
さきほど言ったポイント還元制度しか
残っていないわけです。
このポイント還元というのは、
実は非常にうまくできています！

古典的なのですが、
今の薄利多売の業界ではこれで
食いつないでいる店も多いのです。
これは大手が採用するまでは、
賛否両論があったといわれます。
値引きで人がくるのかポイント還元で人がくるのか
という論点でしたが、
価格競争がここまで激化したら、
これは値引きにも限界があるわけです。
ですから、自然とポイント還元しか道が残っていないわけです。
このポイント還元制度は、単なる値引きとは違います。
値引きの場合にはその場で利幅を削って、
またその客が自分の店で勝てくれるかどうかの保障は
一切ありません。
しかし、ポイント制にすれば、
同じ値引きでもポイントで還元してあげれば、
同時に商品を買うことでなされることですから、
利幅がまだ残るのです。

それに、その時点で次回の買い物のために
またポイントをつけてあげるので、
またその客はポイント還元をうけれればと、
また自分のところで買ってくれるようになります。
単なる値引きよりも売り手にとっても
希望があるわけです！
顧客を逃がさないという方法は、
結局、価格競争でどんぐりの背比べの戦況では
これしかないわけです！
何度も買い物をしてくれるようになれば、
薄利でも必ず利潤が上がってくるように
なっているからです！

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